金剛力株式会社は、1336年に奈良県高取町で創業し、700年近くにわたり発酵技術を通じて人々の生活と地域社会に貢献してまいりました。日本一の山城として知られる高取城の城下町に根差し、藩の伝馬役や大年寄として地域を支えながら、私たちは酒や醤油などの発酵食品の製造に取り組み続けてきました。
長い年月の中で、私たちは常に自然と向き合い、その力を最大限に活かすために挑戦を続けてきました。自然の豊かさ、特にこの土地が育んだ薬草文化と発酵の知恵を継承しながら、発酵技術を磨いてまいりました。そして、時代を超えて培ってきたその知識と経験は、ついに自然生態系の中で最も重要な存在である外生菌根菌、特に白トリュフ菌にたどり着きました。この発酵技術は、植物と共生する菌根菌の力を活かし、美容、健康、農業といった多様な分野に新たな価値を提供するものです。
この700年の歴史は、単なる伝統の継承ではなく、未来への責任を背負った挑戦の連続でした。そして今、私たちは新たな発酵技術をもとに、次の700年に向けて事業を展開し、持続可能な社会を実現するために進んでいます。発酵は私たちの根幹であり、世代を超えて人々の健康と自然環境を守り続けるための道です。
金剛力株式会社は、自然科学の力を信じ、発酵技術を通じて人々の生活を豊かにし、次の世代へとつなげていくことを使命としています。これからも、自然と共に歩みながら、時代を超えて発展し続ける企業として、未来を創造していきます。
金剛力グループの歴史と革新
自然と発酵技術を未来へつなぐ挑戦
1336年 金剛力の創業
奈良県高取町にて「伊勢屋」として創業。
高取城下町に根付く老舗として、酒や醤油などの発酵食品の製造を始める。
地域社会の基盤を支える存在として、藩の伝馬役や大年寄を務める。
室町時代~江戸時代 発酵文化の発展
土地が育む薬草文化と自然の恵みを活かし、発酵技術を深化。
自然と向き合う姿勢を代々継承し、地域に根差した生産活動を続ける。
「発酵」が生活と密接に結びつき、地域ブランドとしての価値が確立。
1991年 次世代への転機
現代表・藤原澄久が自然生態系と微生物の共生システムに着目。
大阪大学大学院にて植物プランクトンと微生物の研究に取り組み、
自然循環の中での菌類の重要性を再認識する。
2023年 合同会社アクト設立
金剛力グループは、新たな挑戦として共生農業と白トリュフ発酵製品の事業化に着手。
外生菌根菌(白トリュフ菌・マツタケ菌)の力を活用し、
持続可能な農業・健康・美容分野に革新的な価値を提供。
自然と共生する「未来型発酵技術」が誕生する。
2024年 白トリュフ発酵製品とACT農法の拡大
金剛力株式会社が「自然と科学の融合」を掲げ、
白トリュフ発酵を用いた健康飲料・化粧品を開発。
同時に、ACT農法が農業分野において注目され、環境負荷低減と高品質生産に貢献。