子供の野菜嫌いの主要因はエグ味や雑味と言われています。植物は、種子が未熟なうちは虫や動物に食べられないようにエグ味を作り出し、種子が熟すと動物達に食べてもらって遠くまで運んでもらえるようにこれらの成分をオートファジーによって分解除去する仕組みを備えています。しかし、多くの農作物は生産者から生活者に届くまでの流通時間等を考慮して完熟の前に収穫する為、分解しきれなかったエグ味が残っています。子供のころピーマンやトマト、ホウレンソウ等を食べられず、大人からなぜ食べないのと聞かれても自分でも食べられない理由が分からず困ったというご経験をお持ちの方もおられると思いますが、遺伝子レベルでエグ味のあるものを避けていたのかもしれませんね。
また、主食のお米は、発芽の為の窒素源として約8%のタンパク質を蓄えていますが、このたんぱく質を雑味に感じる人が多いようです。
ACT農法によって、このエグ味・雑味を大幅に削減した農作物の生産が可能となりました。植物は、種子に発芽のエネルギーを供給してくれる菌根菌が共生していると認識することで、エグミ・雑味は不要と判断しこれらの成分をオートファジーして他の目的に有効利用するのだろうと推察しています。
「エグ味・雑味」の有無は、大多数の人にとって共通の評価となる非常に明確な指標であり、従来の「品種」「産地」「農法」での差別化よりも、生活者からより評価を頂きやすい差別化です。合同会社アクトは、ACT農業技術で育てたエグ味・雑味の無い農産物を『清麗』という共通ブランドで各作物の生産者の皆様と共に普及を進めています。
『清麗』農産物作りにご関心をお持ちの農業生産者の方、『清麗』農産物の販売等お取扱いにご関心をお持ちの企業の方は、info@actyomitan.comにお問い合わせ下さい。